脂肪幹細胞が高濃度の脂肪細胞でボリューム、脂肪幹細胞で肌再生医療の若返りと、両方の効果が叶えられる最新アンチエイジング治療「脂肪幹細胞注入(ステムセルリッチファット注入:SRF注入)」。
今回は1回目の手術の様子の体験記です。
こんにちは、たるみと肌の老化が悩みで、これまで様々なアンチエイジング治療を試してきた40代Allyです。
この記事を書いているのは、SRF注入1回目の手術をしてから1ヶ月ちょっとくらいなのですが、お肌のふっくら感だけでなく、肌の調子も上がってきて、目の下のシワも改善されてきました。
前は地下鉄の窓に映った自分の顔のラインに思わず顔を背けたくなっていましたが、ふっくらして若返った自分が未だに不思議で思わず見てしまう自分(笑)。
今まで色々なアンチエイジング治療をしてきましたが、脂肪注入は初めてでした。
ヒアルロン酸などの注入系はこれまでも何回もやってきたので、見た目に即効があっていいとは分かっていたけれど。。。
こんなに脂肪注入が自然でキレイに見た目が改善されるなら、もう5年前にやっておきたかったって今更ながら思いますね。
まあ、SRF注入は昨年の2016年12月に始まったばかりの治療なので、5年前にはないんですけどね。(笑)
SRF注入を知らないまま、あと5年、10年と年を重ねていたかもしれない。。。と思うと、私は幸いにもSRF注入が登場してすぐに出会えて本当に良かったと思います。
私のように色々なアンチエイジング治療を受けてきた方の参考になればと思い、このブログを立ち上げました。
今回はカウンセリングの時に、ザ・クリニック横浜院さんに施術の様子を写真に撮ってブログに書かせて戴けないかと相談させて戴いたところ、
「脂肪吸引と注入の技術は世界一だと思っておりますので、撮影して戴いて全く問題ありません。」
と、快諾して下さいました。
手術中で私が麻酔で意識がない時の様子も撮影して下さいました。
手術が終わって写真を見てびっくり!
まさか、ここまで沢山写真を撮って下さったとは!!
看護師さん、その節は本当に有難うございました。
記事中には、手術中の針を刺すところなどリアルな写真がありますので、そういうのが苦手な方はスルーして下さいね。
なるべく見た方が不快にならないような写真を注意して選んだつもりですが、何卒ご了承下さい。
1回目は、コンデンスリッチファット(CRF)、マイクロCRFを注入するので、SRF注入だけでなく、顔への脂肪注入を検討されていらっしゃる方のご参考になれば幸いです。
⇒《再生医療》脂肪幹細胞を活用した若返り治療【SRF注入_THE CLINIC】
SRF注入:1回目手術の流れ
SRF注入の流れについてまず簡単に説明しますね。
ちなみに、私の場合は、シルエットソフトという糸で顔のリフトアップ(切らないフェイスリフト)をしてから、SRF注入をしました。
1回目はこんな流れです。
来院:午前10:00
Step1 顔のデザイニング
Step2 静脈麻酔(完全に眠った状態での手術)
Step3 脂肪採取(脂肪吸引)
Step4 シルエットソフト
Step5 コンデンスリッチファット(CRF)を注入してボリューム作り
Step6 マイクロCRFを目の下に注入して肌に栄養を与える
Step6 回復室に運ばれ麻酔が切れるまでベッドで休息
帰宅:(午後4:00)
SRF注入とは
SRF注入の一番の特長は「冷凍保存した脂肪細胞を好きな時に注入出来る」ところ。
今回のSRF注入は、「3回コース」です。
1回目と2回目、3回目の注入ではどう違うのか、簡単に説明しますね。
1回目はフレッシュな脂肪で「ボリューム作り」
1回目では、脂肪を採取しますので、採取したばかりの新鮮な脂肪を注入して肌のボリューム作りをします。
ボリュームアップにいい箇所は、額、頬、こめかみなど。
ほうれい線、マリオネットラインなどへの注入は「ラインが消える」という効果があります。
私はマリオネットラインに入れまして、この記事の下の方にマリオネットラインのビフォー&アフターの比較写真を掲載しましたので見てみて下さいね!
2回目、3回目の脂肪は冷凍保存される
1回目の脂肪採取の時に、2回目、3回目用の脂肪も一緒に取って、その分は「ファットバンク(Fat Bank)」という冷凍保存する施設に送られます。
そこで何をするかというと、ただ冷凍保存するだけでなく、
「脂肪細胞と脂肪幹細胞の生存率の差を使って脂肪幹細胞の濃度を上げる」
という加工をします。
-196度で凍結されると、脂肪幹細胞だけが生き残って、脂肪幹細胞の周りの凍結に弱い脂肪細胞は死滅します。
結果、脂肪幹細胞が高濃度に濃縮された状態になります。
冷凍保存されて高濃度に脂肪幹細胞が濃縮された脂肪細胞のことを「ステムセルリッチファット(SRF)」と呼んでいるんですね。
2回目、3回目は脂肪幹細胞で「若返り」
2回目、3回目の注入の時には、冷凍保存した脂肪幹細胞を解凍して注入します。
脂肪幹細胞は、ボリュームではなく、「肌の肥沃化」。
脂肪幹細胞は、血管を新生したり、皮膚線維芽細胞を増やす効果があるので、肌の真皮層に厚みが出て若返るというわけです。
ということで、1回目は採取したばかりの新鮮な脂肪でボリューム作り、2回目、3回目では脂肪幹細胞を注入して肌の若返り効果を狙います。
また、2回目、3回目では、若返り効果だけでなく、1回の注入ではまだボリュームが足りないところも補充していくので、自然にキレイにボリュームアップすることが出来ます。
当日の服装や注意事項
気になるのが手術当日についてではないでしょうか。
クリニックからの注意事項を書き留めておきますね。
この中で「生理中でも手術は可能」とのことですが、Tバックの紙ショーツを履くことになるので、心配な人は生理中は避けた方がいいかと思います。
私は当日の服装は、ユニクロのブラトップのロングワンピースを着て、靴はフラットなものを履いて行きました。
静脈麻酔をするので手術6時間前から食事は禁止、ただし来院前まで水とスポーツドリンクは飲んでもOK。
服装は脂肪吸引箇所(太もも内側と前部)を圧迫するガードルが膝下まであるので、長めのスカートやワンピースがオススメ。
ボディークリームの使用は控える。
多少のむくみが出るのできつめの靴やブーツは控える。
コンタクトレンズは手術中外すのでレンズケースやメガネを持参。
貴金属類は全て外す。
顔は完全にメイクは落とすのでノーメイクでの来院でOK。
ネイルはしたままでも問題ない。付け爪は外す。
ジェルネイルは長すぎるものや飾りの多いデザイン、白、黒、青といった色は避けるように。
生理中でも手術は可能。
手術の様子
では、1回目手術の様子を時間軸でご紹介しますね。
午前10:00 来院
午前10:00にザ・クリニック横浜院に到着。
ザ・クリニックは1日2件しか手術の予約を入れないので、手術の場合は午前10:00か午後1:00来院のどちらかになります。
手術後に麻酔が切れるまで休むリカバリー室に通されます。
ロッカー完備。
こちらに着替えです。
下は紙ショーツと紙ブラをつけます。
メイクを落とします。
クレンジングもあります。
準備完了!
10:30 写真撮影
次はこちらで写真撮影。
正面、斜め、横と、顔と脂肪吸引する太もも箇所を撮影します。
10:50 顔・太もものデザイニング
担当ドクターによる診察室で顔のデザイニング。
仕上がり。(笑)
次に、太ももも脂肪吸引する箇所をデザイニングします。
200ccくらいを採取すると聞いていたので、吸引する箇所は小さいかと勝手に思っていたのですが、太もも全体から脂肪を採取するんですね。
吸引後の仕上がりがキレイになるように広く吸引するそうです。
ちなみに、脂肪の採取は顔への注入に最適な脂肪がある「太ももの内側から前側の脂肪」から取ります。
11:30 手術同意書にサイン
デザイニングまで終わりましたら、手術の準備が整うまでリカバリー室で待機。
その間にSRF注入手術の同意書にサインします。
11:50 手術室へ。。。
いよいよ手術室へ。。。
ここまで大きな施術をするのは初めて。
やっぱりちょっと緊張しますね。(笑)
まず、心電図を付けたり髪の毛をタオルで覆ったりと手術のための準備をして、
静脈麻酔をすると、あっという間に意識がなくなり。。。手術開始です。
こんな感じになっていたようです。(笑)
脂肪吸引手術
まずは脂肪吸引をして脂肪細胞を採取します。
私は90ccコースなので、大体200ccくらいの脂肪細胞を取るそうです。
足の付け根から太ももの内側と前面から幅広く脂肪を取ってきます。
採取された脂肪はこちらに貯まっていきます。
12:55 採取した脂肪を遠心分離機に
採取した脂肪は小分けにして、
遠心分離機にかけます。
血液や不純物は下に、脂肪細胞は上に分離されます。
こちらが不純物を取り除いて、本日注入するフレッシュな脂肪細胞。
残りは、細胞活性が冷蔵状態で2日間耐えられるFB-bagに脂肪を詰め、専用ボックスでセルソース社という脂肪細胞を冷凍加工・保存する会社に輸送します。
13:05 シルエットソフト(切らないフェイスリフト)
次は切らないフェイスリフト「シルエットソフト」の糸を左右3本ずつ、計6本を挿入します。
糸が出ているの分かりますかね?
頭皮はこの辺りから糸が出ていたんですね~
13:35 脂肪注入
いよいよ顔への脂肪注入です。
私は90ccコース(30cc x 3回)なので、1回あたり30cc注入していきます。
今回はこのような予定です。
まずは額に注入、手打ちなんですね。
13:50 頬への脂肪注入
次は、1/90ccというごく微量を挿入出来る「マフトガン」を使っての注入。
脂肪細胞は細く少しずつ入れないと注入後の生着率が悪くなっちゃうんですね。
また、塊で入れてしまうと凸凹の原因になるので、微量ずつ入れていくのだそう。
頬には針穴は1箇所でそこから放射線状に注入していきます。
13:58 目の下への脂肪注入
目の下へは、遠心分離機にかけた脂肪細胞を更に細かくカットして、限りなく脂肪幹細胞だけの状態にした「マイクロCRF」というものを注入します。
目の下も針穴は1箇所です。
14:05 マリオネットライン横への脂肪注入
口角の横から、マリオネットラインの横に脂肪注入します。
14:15 アゴへのレディエッセ注入&ボトックス注射で終了
最後に、アゴへのレディエッセを注入&ボトックス注射をして完成しました。
手術終了直後の写真がこちら。
横からみても額、頬、アゴとキレイなボリュームが出ました~
終了まで約2時間15分もかかったんですね!!
先生、看護師さん、長時間有難うございました~!
14:30 リカバリー室で目覚める
手術が終わって目が覚めたらリカバリー室にいました。
先生と看護師さんが様子を見に来てくださいました。
術後の箇所を一緒に確認しました。
鏡を見てびっくり!!
わ、若返っている~!!
そこには、さっきまでのどこか疲れた顔の私はもういません。(笑)
それに内出血が全く出ていません。
先生が「内出血は明日あたりから出てくるかもしれません」って言っていましたが。。。
気になる箇所と言えば、左の頭皮が引っ張られているような感覚を感じました。
でも、痛いというほどではなかったので、ホッとしました。
頬の凹みを馴染ませてもらう
よ~く見たら、左頬に凹みを感じたので、
「先生、ここちょっと凹んでいませんか?」と言ったところ、
凹んだ箇所を指で押して調整してくれまして、「バツッ」と音がして糸を馴染ませてくれました。
16:00 帰宅
1時間程リカバリー室で休ませて戴いてから、再び写真撮影。
最後に、看護師さんから、術後の過ごし方について説明があり、抜糸の予約を取り帰宅です。
ちなみに、抜糸については、遠方で抜糸のためにわざわざ来院出来ないという人には「溶ける糸」も選べます。
私は1週間後に先生に診察して頂きたかったので、あえて抜糸する糸を選びました。
加藤先生から「お疲れ様でした」のメッセージカード頂きました。
担当して頂いたドクターから施術後にこのようなカードを頂いたのは初めてですね!
先生、お心遣い有難うございます♪
ザ・クリニック横浜院は、先生をはじめスタッフの皆さんがとてもいい方達で、この日の手術も安心して受けることが出来ました。
それから、CRF注入を正規のプロセスで行った証明書も戴きました。
顔には針痕にテープを貼ってあるので、マスクを戴いて帰りました。
手術直後:Before & After比較
手術前と後を写真で比較してみますね!
比較してみると、多少顔が膨れていますが、全然気にならないレベルです。
面長で貧相な顔つきだった私にとっては、むしろ顔にボリュームが出てうれしいって感じです。
真横から見ると、額と頬に丸みが出て、頬の下の方の凹みが改善されました。
特にマリオネットラインは改善されています。
脂肪吸引箇所の圧迫はどんな感じ?
ちなみに、麻酔から目覚めると、脂肪吸引箇所の太ももには包帯で圧迫した上に圧迫用ガードルを装着、その上に紙ショーツという状態になっていました。(笑)
麻酔で意識のない時に履かせてもらっているので、私の体が重くて看護師さんはかなり大変だったかと思います。
ちなみに、ガードルの下は、傷口は絆創膏が貼ってあって、その上に防水パッド、その上に包帯で圧迫されています。
ガードルは抜糸で来院の時まで貸し出ししてくれる
The Clinicでは、脂肪吸引後用の圧迫ガードルは1週間後の抜糸まで貸し出ししてくれます。
クリニックによっては購入しないといけないところもありますので、良心的と言えるのではないでしょうか。
こちらが脂肪吸引後用の圧迫ガードル。
膝下まであります。
サイドは包帯を巻いていても脱いだり履いたりが楽に出来るホックになっています。
股の部分は開いています。
このようにかなりしっかり包帯で圧迫するので、パンツは履いて来ない方がいいです。
スカートもロングスカートがいいですね。
SRF注入1回目の感想
手術自体は静脈麻酔だったので、痛みは全くなく、目覚めたら手術は終わっていました。
脂肪吸引する箇所が自分の想像より広く、内出血も片方の足が結構出てしまい、圧迫の包帯を取れる3日間は足がむくんで結構辛かったですね。
内出血は膝下まで出てしまいましたしね。
金曜日に手術して、土日を休みにしておいて良かったなと思いました。
手術前は、顔に内出血が出たら困るな。。。なんて顔ばかり気にしていて、脂肪吸引する箇所については全く心配していなかったのですが、太ももの内出血を勤務先の同僚に見られて、「階段から落ちた」とゴマかしたり(笑)、1ヶ月近く筋肉痛のような痛みがあったり。。。
脂肪吸引のダウンタイムは思ったより過ごしにくかったです。
顔も翌日から目の下が腫れてきて数日後には内出血が出てきたりで、マスクをしても腫れたのが分かるようで、上司から「大丈夫ですか?」と言われてしまったり。。。
私は「内出血が出てしまった方」だったようなのですが、顔は10日間、足は2週間で内出血は消えました。
ある程度ダウンタイムはあるものだと思っておいた方がいいかと思います。
2回目、3回目は注入だけなので、ここまでのダウンタイムはなさそうですし、1回目ですよね、頑張りどころは。
現在、お肌のふっくら感には大満足していまして、思い切ってやって良かったなと思っています。
レーザーとか他のアンチエイジング治療をやるよりは、先にSRF注入をやってから、維持的にそういう治療をやっていくのがいいのではないか?と今は感じています。
皮膚線維芽細胞の注入療法をやろうと考えていらっしゃる方には、SRF注入はたぶん興味深い治療かと思います。
私は30代の時に皮膚線維芽細胞注入をやったことあるのですが、当時は目に見える効果を感じることが出来なかったんです。
すぐに効果が出るものではなく長い目で見ていって、何年か後に「あら?肌の調子が衰えていないよね?」という治療なんですよね。
ただ、皮膚線維芽細胞注入は耳の後ろの皮膚をちょっとだけ採取して培養するという体への負担がほとんどない方法なので、その点は脂肪注入と違って利点ではあります。
なので、もし私にたっぷり予算があるなら、SRF注入をやったあとに皮膚線維芽細胞注入を維持療法としてやるのがいいのではないかと思いました。
1回の注入でこれで十分じゃないかと思うくらいの満足感を感じているので、3回の注入が終わったあとに、私のお肌はどれだけ改善するのか、本当に楽しみです。
次は、術後のダウンタイムの様子です。
⇒《再生医療》脂肪幹細胞を活用した若返り治療【SRF注入_THE CLINIC】